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オンライン企画登壇者の裏側大公開!〜サポたん活動報告②〜

 

どうも、北海道のサポたん、おでんくんです。
新年度になりましたね!


先日、オンライン企画「聴覚障害公務員ライフのコツを探ろう〜サポたんに聞いてみた〜」に登壇しました。
視聴してくださった方々、誠にありがとうございました。

オンラインの裏側はどうだったのか?登壇してみてどう思ったか?少しお話ししたいと思います。

 

まず、オンラインの拠点となった三田のスタジオ
ハイテクノロジーですねえ。時代はオンラインだよ。
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現地から参加した川崎市の久米さん、特別区の堀本さん。
こんな感じで撮っていました。
映像がすっごく見やすかったですね~。

 

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あらかじめ録画した映像を流した府中市の廣瀬さん。
そして青森県と北海道という遠方から、外崎さんと私吉原がオンラインで参加しました。

 

私は自宅から繋いで参加しましたが、特に苦労したのがカメラ位置の調整明るさ
家じゅうの懐中電灯やライトを点灯しても暗くなってしまい、女優ライトの購入を決意しました。


お見苦しいですが北海道中継スタジオの裏側はこんな感じでした。
タツに挟んであるのは読み原稿(カンペ)です。
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自分の順番が回ってきて、いざ話を始めようとした時。
カンペの文字が読めん。
画面を凝視して目が疲れたのと、文字が小さすぎて読めん。

急遽カンペ無しでお話ししましたが、事前に原稿を受け取っていた手話通訳者さんは突然原稿と違うことを喋りだしてなんでやねんと思ったことでしょう。
すみませんでした。


このオンライン企画に参加して思ったことは、聴覚障害を持つ学生や社会人にとっての「モデルケース」「仲間」の大切さ。

聴覚障害はただでさえ情報が入りづらい障害なので、職場での立ち振る舞いなども周りから「盗む」ことができませんよね。

同じ障害を持つ公務員や社会人がそれぞれ自分なりの工夫をして働いていること職場でぶつかった壁をどのようにクリアしてきたのかを、こういった場で共有できることはとてもいいことだな、と思いました。
ただ正解はひとつではないので、自分なりのやり方を見つけていくことも大切だと思います。

 

よし、新年度もがんばりましょう!

そして、困ったことは仲間に聞こう!


5月には中堅職員向けの企画も予定されています。
どんな話が聞けるのだろうか。非常に楽しみです。

受付開始したらすぐに申し込みましょう!

 

 

 

公務員ライフをえらぶ前に知って欲しい〜サポたん活動報告①〜

 

聴覚障害公務員ライフのコツを探ろう。
〜サポたんに聞いてみた〜」が3月13日(土)に開催されました。

 

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若手サポたんによる公務員を志望する聴覚障害者を対象としたオンライン(Zoom)講演会です。

視聴者として参加したサポたんより報告します!


北は北海道から西は大阪までおよそ40名のかたにご視聴いただいた今回の企画。

テーマである

① 試験時の配慮

② 上司とのコミュニケーションのコツ

③ 業務中のコツ:ハード面(情報保障)

④ 業務中のコツ:ソフト面

ワークライフバランスのコツ

について、5名の登壇者が熱く、明るく、わかりやすく語りました。

 

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質問タイムではチャットも使い、各登壇者が参加者の疑問に寄り添った回答をしていました。
多くの学生参加者からの質問もあり、願わくばこの講演会を職業選択のきっかけにして欲しいと思います。


ポイントの5点をおさらいすると、、、


①受験する自治体のホームページで障害者活躍推進計画等、障害者職員に関した情報を確認しましょう
②上司と同僚のコミニュケーションに必要な配慮をしっかり伝えましょう
③他の自治体の聴覚障害公務員とも交流して積極的に輪を広げましょう
④仕事の情報を得る為、自分の障害について素直に周囲に伝え、オープンマインドで話やすい雰囲気を作り人間関係をつくる事がとても大切なんです。
⑤副業を通して社会の一員として活躍したいという気持ちが本業、及び生活の質を高めます。

 

今後このような生活が若手職員の主流となっていくのでしょう。

 

中堅を過ぎてもうすぐ定年を迎える方からは「30年前にはなかった現制度の中、いろいろな自治体に受験のチャンスがあり、隔世の感がある。」という感想が寄せられました。


多様な年代に刺激となりました今回からさらに公務員ライフを掘り下げていきます。

次回は中堅職員向けの企画です!

働くのも長くなれば誰しも悩むもの、、そんな悩みを乗り越えるため公務員ライフを続ける中で見つけた私なりのコツを知りたい、そこのアナタ!

お見逃しないよう、どうぞご期待くださいませ。

 

 

「聴覚障害公務員ライフのコツ〜サポたんに聞いてみた〜」初心忘れるべからずの巻

 

お久しぶりです、ビッグスリーです。

今年度も終盤となり、三寒四温の開花情報など、まもなく本格的な春シーズンが到来するなかで、王子&ムー&いくら組が、昭和生まれのおっさんにはとうてい理解できない最新のITテクを駆使して、臨時の放送スタジオを東京の三田に設営しました。

 

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一般の視聴者も含めた約40人を前に、聴公会を大きく支えていただいている、サポたんから有志の5人を迎え、聴覚障害公務員ライフのコツを探ろう~サポたんに聞いてみた~」が2時間半にわたって、中継ライブされました!

 

いくらキャスターの見事な進行で、最初に登場したのはここ数年目覚ましい戦績を残しているJ1の川崎フロンターレがある神奈川県川崎市の久米さん。

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公務員会の登竜門となる「採用試験時の配慮」について、自らの体験を混ぜてお話いただきました。

聴覚障害公務員の8割が事務系で住民との接触があることが想定されるため、とりわけ面接が重視され、事前に「なぜここを希望したのか」「どんな業務をしたいのか」などを整理しておくことが取り上げられました。

 

その一方、目からうろこがこぼれるような着目点が・・

それは、昨春、自治体で策定された「障害者活躍推進計画」にあらかじめ目を通して、その充実度によって障害職員が働きやすい職場かどうかチェックしておくこと・・・!

厚生労働省から公表されている当該計画のモデルと比較してみたり、希望している自治体の手話言語条例や情報コミュニケーション条例などが制定されていた場合、同自治体の当該計画に「手話」もしくは「情報支援」が織り込まれているかも要チェック!

 

次の登場は東京都特別区の堀本さん。

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「上司とのコミュニケーションのコツ」・・堀本さん自らの経験をもとにした「人間関係づくりの虎の巻」から次の3点が披露された。

1)聞こえない自分の取り扱い説明書を用意する!

周りは聞こえない人と関わる機会が少ないため、対応がわからない。その距離感を縮めていくため、聞こえないこと、会話の仕方、会議への参加方法などを聴覚障害職員自身がまとめておく。

2)直属の上司を味方につける!

自分が属するグループの直近の上司は係長であり、初対面時が大事!強力な支援者になっていただき、音声情報を少しでも得る。

3)文字化ソフト(livetalk)を導入!

同ソフトの導入は職場全体の業務能率のアップにつながり、Win and Winになると説明したところ、導入化の運びとなった。音声情報がより入るようになり、人間関係づくりの後方支援ツールになっている。

 

聴覚障害職員にとって、職場で飛び交う音声情報をいかに見える化にするかが働きやすい環境の鍵になり、堀本さんの前向きな取り組みは勤務年数に関係なく、必要なことだと実感!

 

少しの休憩をはさんで、次の登場は東京都府中市2年目の廣瀬さん。「業務中のコツ」のテーマは「研修」

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2017年の「地方自治体における聴覚に障害のある職員の雇用等に関する実態調査報告書」から、必修研修での手話通訳などの情報保障は約半分というショッキングな数字に触れ、自らの研修への参加環境を整えていく予習の重要性を訴えました。講義のような座学は手話通訳者などの配置で解決するが、グループ討論や現地調査では、事前に研修担当者と相談しながら進めるといった自発的な取り組み(=予習)が大事になってくるのだと・・・。

 

例えば・・・グループ討論では、複数人の声が被らないように順番で発言するなどのルールを取り決めておく。現地のアンケート調査では、カードで聴覚障害職員であることを断ったうえで、筆談等で市民に回答してもらい、より詳しい調査が必要になった段階で手話通訳制度を活用するといった2段階方法を紹介してくれました。

 

これらの取り組みから研修仲間から役割を与えられるようになり、自身の業務能力の向上につながったそうだ。

このような貴重な経験情報を得られるのも、

聴公会ならではの強み!

 

引き続いて、同じ「業務中のコツ」としてお話しされたのが北海道えりも町の吉原さん。かつて都内で勤務していたが、田舎暮らしに憧れて、えりも町に就職したという珍しい経歴を持つサポたんメンバー。

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ここでも、特別区の堀本さんと同じく、職場で自分を輝かせる人間関係づくりのノウハウを惜しげなくお披露目・・

1)聞こえないことから「できない」&「わからない」ことをはっきり周りへ示す。

自分に対しても、他人に対しても素直に・・・ 聴覚障害を素直に受け入れる

2)周囲へのオープンマインド

職場では、仕事の話だけではなく、プライベートの話も自分から周りへ発信する。車を変えるんだよといった日常生活のささいなことでもよい・・・

3)話しかけてもらいやすい雰囲気を持つ

聴覚障害職員自身が暗い、障害をマイナスに取っていると、周囲はどのように接したらよいかわからないままで、話しかけにくい。むしろ聴覚障害を包み隠さないことで、周囲との距離がより縮まり、かわいがってもらえる関係づくりが大事!

北海道という壮大な自然で職住する彼女からのエールは、「初心忘れるべからず」を思い起こせた・・・(感動泣)

 

最後の締めくくりは、の名所で著名な「弘前城」のある弘前市の外崎さん。

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本業のかたわら、地元の聴覚障害協会事務局長を務めるといった強者の彼女は、「ろう活動」の外部活動との両立を「タブルワーク」として位置づけた体験から、次の3点を導けたそうだ。

1)職場では、音声情報を得る手段や与えられる業務が限定されるのが現実で社会貢献できない自分を発見。地元の聴覚障害協会の事務局活動を通じて、職場で感じる不足感を解消し、第3の場所を確保!

2)第3の場所での活動を通じて、協会運営に必要なノウハウを習得し、聴公会とのコラボ企画を通じて、広域的な活動も経験できた。

3)第3の場所の体験を職場に活かすことで、自身の業務能力の向上を実感し、社会貢献できる自分を再発見し、精神の安定につながる。

 

このサイクルをらせん状に繰り返しながら、職場でのチャレンジ心を育む・・・

外部活動を「副業」に置き換えると、今、国レベルでは、地域貢献する副業を促進しているので、彼女の取り組みや聴公会も先駆的な取り組みとして大いに自負できます!

 

5人のサポたんの素晴らしい体験を是非皆さんとともに共有して、今後の公務員ライフに役に立てたらいいですね。

 

次回は、中堅公務員に焦点を当ててお話いただく企画を予定しているので、こうご期待!

とそのまま打ち上げをしたかったのだけど、緊急事態宣言が解除されるまでのお楽しみということで、三田に集まったメンバーはそれぞれ帰途についたのでした・・・・

 

 

 

2月運営委員会「書面開催」の巻


こんにちは。事務局サブ兼企画担当の王子です。

2月の運営委員会も前回に引き続き書面開催で進めました。

 

書面開催の流れについては前回紹介があったので割愛しますが、

資料には各運営委員の議題に対するコメントが余すとこなく整理されています。

事務局Pさんの会議の流れや記録の取り方などについては他団体も参考にできるくらいものすご〜くわかりやすい資料なんですよ。

Pの愛のあるコメント付きなので、「よし、企画準備するぞー」とやる気スイッチがONになる仕組みです。

良いところをTTP(徹底的にパクる)させていただいています笑

 

書面開催結果は意見が整理されていますが、最終的には担当が「こうやります」と「決定」「行動」に入る必要があるので、各運営委員の意見をもとに自分で責任を持って運営を行うといった「運営力」「準備力」が鍛えられるなーと私にとっては効率の良い方法だなと思っています。

 

次回会議は企画が開催される日の午前中に行うため、久々のハイブリッド(対面とオンラインの併用)になります。


そして、3月13日午後の企画といえばこの企画ですね!

聴覚障害公務員ライフのコツ」

講師として5人のサポたんが登壇します。

学生、社会人、若手公務員、ベテラン公務員、

公務員試験を控えている学生や社会人、

そして入庁予定の公務員の方から多数お申し込みいただいています!

一緒に聴覚障害公務員の「自分なりのコツ」を情報交換してみませんか??

参加者のみなさまには聴覚障害公務員の事例集を提供します。

 

参加申込される皆さんにお願いがあります!

私もこんな事例あるよ!という方
事例話したい!という方
事例アンケートにぜひご協力ください。

多くの事例が集まれば集まるほど、より濃密な聴覚障害公務員バイブルになるのかなと思っています。


申込締切は3月7日(日)です。

ぜひ、ぜひお友達もお誘いの上、お申し込みください!

サポたん・運営委員一同お待ちしております。

 

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docs.google.com

 

1月運営委員会「書面開催」の巻


こんにちは。事務局のPです。

寒桜が咲き始めました。

年中マスクだと季節感が鈍くなるので、開花の便りがありがたいですね(^^;)

 

さて、いま東京には2度目の緊急事態宣言が発令されています。

そんな状況下においても当会の運営を滞りなく進めるため、会議を行っています。

1月は、皆さんが公私ともに落ち着かない状況でしたので、試行を兼ねて「書面開催」による運営委員会としました。


なお、国や自治体では、協議会や幹事会、専門部会など多くの会議体がありますが、
私の周りでは、書面開催が主流になっています。

自治体や参加者によってオンライン環境が異なりますので、規模が大きい会議体は書面開催が一番安全な気がしています(対面が厳しい場合)。

そして、聞こえない人も聞こえる人も平等に情報が得られるので個人的には大助かりなのです!!

まぁそんな傾向に便乗するかのように(?)事務局では書面開催を進めました。

 

ここからは、書面開催の段取りをさくっとお伝えします。

といってもコツのようなものはなく、ただ段取りを進めるのみです。

※あくまでも試行ですので、これが正しいやり方ということはありません!

 

①会議資料+意見回答用紙(確認書)を発信
→1つ1つの議題に対して、確認した旨と意見の内容を記入できるよう様式を作成

②資料を確認する時間を設ける(=「書面開催期間」)
→情報量にもよりますが、1週間~3週間くらいは確保

③意見回答用紙(確認書)の提出をもって、出席とみなす
→提出が少ない場合、催促して少し待つこともあります

④意見をとりまとめ、それに対するフォローアップとして事務局回答(コメント)を考案
→この作業が一番大変であり、調整するための時間を要する場合もある
→事務局が無理に回答するのではなく、確認事項として次回につなげる・・・
くらいにすることもある

⑤書面開催結果(提出数、意見一覧、意見に対する事務局回答)を作成し議事録代わりに展開
→議事録の了承と同じように、書面開催結果の了承を得る

 

通常の会議と違うのは、
・開催期間が1週間以上かかる(結論がその場で出ない)
・会議資料をゆっくり確認できる
・他人の意見や助言などがその場で確認できない
意見のとりまとめフォローアップ一番の肝
という点でしょうか。

ご参考にしてくださいね!!

 

そして、当会では次回2月も書面開催となりました。

1月の書面開催の反省や改善点など、忌憚のない意見・批判など出るかな・・・!

楽しみにしている事務局でした。

 


最後に!!3月13日(土)オンライン企画聴覚障害公務員ライフのコツを探ろう~サポたんに聞いてみた~」の参加申し込み受付を開始しました!

新年度切り替え前にいかがですか?新人の方、転職検討中の方も貴重な機会です!

お申し込みは下のリンクからどうぞ↓↓

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docs.google.com