どうもビッグスリーです🤾
令和4年11月6日(日)、東京都港区三田の東京都障害者福祉会館で、本部企画で久々の対面による「中央省庁への要望内容についての意見交換会」が開かれました。
参加者はスタッフを含め27名。近都県方面がメインでしたが、会場では企画開始から熱い雰囲気に包まれていました。
まず、基調報告として2019年11月11日に、総務省、厚生労働省、内閣官房内閣人事局へ要望した次の3点について、概要説明がありました。
国家公務員法への合理的配慮の明記
②総務省へは
聴覚障害公務員の研修及び情報保障
③厚生労働省へは
聴覚障害公務員の雇用状況及び合理的配慮
・・・・
さらにそれぞれの省庁に対して要望した内容を一つずつ細かく
背景とプロセスを踏まえて解説をしました。
それ以降は、コロナ感染拡大の影響で、毎年続く予定だった要望活動はいったんストップしましたが、今回の意見交換会の結果を受けて、来年度の活動につなげる予定となっています。
前回より約3年間の間で、電話リレーサービス事業の法制化をはじめ、障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法の制定、AI技術の進歩による音声認識率の向上等で、聴覚障害者の情報インフラは著しく変わっており、それらをどのように使いこなすのかが今後のキーワードになることでしょう。
例えば、職場環境の改善要望に情報アクセシビリティ法は使えるのか、職場に電話リレーサービスや音声認識のUDトークをどのように導入するのかなどといった具体的な意見が出されました。
個人的には、確かにデジタル技術の向上で、以前よりは見えなかった 音声情報を拾って見える化する機会が確実に増えたという実感があり、 多人数によ る会議や周囲の雑談、また発言者の感情を色付きの文字に変換する技術も、これからの10年以内で解決できるだろうと思います。しかしながら、聞こえない人の意見がタイムリーに発言できるかは、やはり周囲の配慮に寄るところが大きく、永遠の課題でしょう。
そういった意味から、新しい職場に入るときは、「聞こえない私の取り扱い書」なるものを周囲に配れれば、受け入れる側もどのように接すればいいのかという不安材料が減り、少しでもお互いに働きやすい職場に近づけられるものだなと思いました。
時間が足りないほど様々な質問、意見が寄せられました。
いただいた内容はしっかり本部運営委員で
話し合い来年に繋げていきます。
最後は全員で集合写真をパシャリ
※集合写真のみマスクを外しました
「他自治体の情報保障がなされている範囲・違いを知ることができた」
「過去からの流れ、参加者からの生の声を聞くことができた」
など感想をいただきました。
来年は全国集会が開催されますので、よりさまざまな情報交換ができる場を作ることができるような会にしていきます。
本部運営委員・東西ブロック運営委員の皆様、準備お疲れ様でした!