こんにちは。サポたんのおでんと申します。
何故おでんなのかというと、リリー・フランキーのアニメキャラクター「おでんくん」に似ているからです。
職場は北海道の人口5,000人にも満たない小さな漁師町の町役場です。
社会人8年目の30歳の時に東京の民間企業を辞めて公務員試験を受け、
中途採用として入庁し、もうすぐ4年になります。(あっ、歳がばれる)
異動は1回経験し、総務課で3年、教育委員会社会教育課で1年です。
聴公会との出会いは、平成30年度冬に、東日本聴公会の企画「異動のKOKOROGAKE」に初めて参加し、
飲み会の席でお声がけいただき、酔った勢いで(?)サポたんになったのですが、遠方というのもありそれ以降の企画には全く参加できていません。
いわゆる幽霊部員です。(申し訳ない!)
前置きが長くなりました。
テーマ「YOUはどうして公務員に?」ですね。
なぜかというと「田舎で暮らしたかったから」です。
出身は長野県なんですが、北海道の僻地にある大学に4年間通っていまして、
就職活動の時は、長野、北海道を中心とした地方で仕事を探していたんです。
しかし、地方には仕事が無え!
その当時、障害者雇用をしている会社は大きな会社ばかりで(法定雇用率がありますからね)
地方にある中小企業では障害者雇用をしていないところが多かったんです。
問い合わせても「電話が取れない人は雇えない」と断られることが多かったですね。
内定をいただけた会社は全て東京に本社を構える会社。
それで、おでんは仕方なく大都会・東京に進出しました。
東京の暮らしもそれなりに楽しかったですが、30歳を前にしたおでんは「やっぱり地方で暮らしたいな」と考えます。
地方で仕事をするにはどうすりゃいいだろう?
そうだ、公務員だ!
そして運良く試験に受かり、公務員のことをよく知らないまま公務員になりました。
ええ、完全に行き当たりばったりです。
立派な志を持って公務員になった人からは袋叩きにあいそうな志望動機ではありますが、
現在の仕事は住民の方々と接することが多く、人と接することが好きな自分としてはやりがいを持って取り組めています。
前所属課では苦手な事務仕事が多くてヒーヒー言ってましたが…。
上司と同僚にも恵まれ、耳が聞こえないこともフォローしてもらいながら仕事ができています。
田舎での生活は不便もありますが、自然の中での暮らしが自分には合っているようで、東京に戻りたいと思ったことは一度もないですね。
ちょっと変わった理由でしたかね?
まあこんな人もいるということで。
4年間の公務員生活を経て思うのは、
管内でも聴覚障害の職員を採用するのは初めてのことだったので、役場も私もお互い手探りの状態でスタートでした。
でも、前例がないということで逆に色々と要望を出せる面もありました。
公務員といっても業務内容は多岐にわたりますし、仕事に対する姿勢は民間企業と変わらないと思います。
幅広い業務を経験できるというのは、公務員の魅力のひとつかもしれませんね。
個人的には公務員だろうと民間企業だろうと、自分の色を出して働くことが大事だと思います。
まだ公務員4年のひよっこですが、今後も自分の強みを見つけて生かしていきたいと思う所存です。
近くに聴覚障害を持つ公務員がいないので、聴公会は自分以外の聴覚障害公務員との情報交換ができる貴重な場となっています。
遠方で普段会えないけど、困ったときに力になってくれそうな仲間がいるというのは心強いものがあります。
ありがとう聴公会!ありがとう全国の仲間たち!
いずれ企画にも参加するので、気長に待っててください!
さ!新年度もすぐ!
がんばりましょ~!
次は誰かな〜?