こんにちは!ままりんです。
さる8月下旬の金曜日の夜、バスタ新宿から夜行バスで東京を出発し翌日、聴公会西日本の福岡企画に参加してきました。
メインは岩山さんの講演で、公務員試験の苦労、職安勤務時代の工夫や努力の経験をお話いただきました。
印象に残り感心した点は、「情報保障がほしい」を、差別解消法や合理的配慮を根拠に要望(権利を主張)するのではなく、聴障職員の情報保障をすることで交渉相手にとってもメリットがあり、雇用主側の社会的評価にもつながることを具体的に前面に出して交渉する…これは賢い実利獲得の技術だと実践を重ねてこられたことでした。
耳から入る日常の些細な情報が得られないことを補うため、岩山さんは毎日誰よりも早く1番に出勤して同僚の机を拭きながら、見える範囲内で先輩達の相談業務報告書(当時は個人情報保護でそんなに厳しい規定がなかった)から学んだのだとか。
目に入ってくる情報を大事に活用し1年くらいでスキルを磨いて自信を持てるようになったのだそう。
会議に手話通訳が付かないことの解決策は持ち回りでパソコンに会議内容を打ってもらった、と。それは岩山さんのためではなくて会議録作成の資料となり、欠席した職員とも知識や情報の共有につながった。
このように皆んなの為になるとの視点でマイナス面を補ってきたのだと。大変参考になるお話でした。
西日本ブロックの世話人による雑学クイズ?も盛り上がって参考になる良い企画でした。
九州初の今回の企画は地元、福岡の聴覚障害者連盟の協力のもと、会場や情報保障、交流会&二次会までお世話になり、大変楽しい時間を過ごすことが出来ました。
またお会い出来る日を楽しみにしています(^ ^)