どうも王子です。
2月9日(土)、朝から雪が降り、交通機関に遅れが出る不安があった中、大きな遅れもなく北は北海道、西は中国地方と46人もの参加者がここ東京都障害者福祉会館に集いました。
小金井市行政経営担当課長である堤 直規(つつみ なおただ)さんを講師としてお呼びし、「異動のKOKOROGAMAE~異動の中で花ひらく、あなたの公務員人生~」をテーマにお話しいただきました。
1、一番大事なのは「信頼」
2、2か月で覚えて3年先を描く
3、「錆びない自分を磨く習慣」
この3つを念頭に
・引継ぎのポイント
・10年後を見据える
・自分らしい働き方をつくる
・自分の知らない可能性
・錆びない公務員
・腐ってしまう公務員
など講師の実例を交えたストーリーをお話いただきました。
質疑応答のあと行われたグループワークは筆談形式で、講演や参加者の質問に対する講師の回答をもとに、異動前の心がけ、異動後の心がけを各グループ話し合い、最後に感想を発表してもらいました。
発表の中で、「異動するたびに聴覚障害がある上でのコミュニケーションの方法の説明を一から作っていかないといけない、なおかつ人間関係を改めて作っていかないといけないという不安」、「聞こえる人同士でも人間関係に悩んでいてよーく観察すれば案外わかってくるものもある」という感想がありました。
それに対して講師は聞こえる職員の立場から実体験に基づいて、聴覚障害公務員の良さや、「その良さを生かす」ことについて、一人一人丁寧かつ理論的に愛のあるアドバイスをしてくださいました。
企画後の交流会では、手話、UDトークと色んな方法で情報が飛び交い、
初めて来た参加者からは
「公務員のモヤっとした悩みや人間関係の細かな配慮、自分としての戦略がはっきりわかった。」と大好評で盛会に終わりました!
悩みがあるから参加する、解決策が欲しいから目で見てはっきりわかる企画に自分の足で参加する、聴公会企画の重要な意味を参加者から教わりました。
公務員の仕事柄、様々な考えや意見、ニーズを持っている方に対応する必要があります。時には、幅広い協力を得ないといけないときもあります。
自分の行きたい部署、やりたい仕事をひたすら希望してもその通りにいかないからと、茹でガエル※になるのではなく、若手のうちには自分の幅を広げ、能力を伸ばすことを意識する。
また、講師が仰っていた「鳥の目(大所高所から見る)」、「虫の目(具体的内容を押さえる)」、「魚の目(流れを見据える)」の3つの目を磨いていく。「やりたいこと」「できること」「求められること」をよく考える機会を持っていきたいと思いました。
また行き当たりバッタリではなく先を見据えて計画的に動くというのは、聴公会東日本の運営・聴公会の運営においても大事だなってことがわかりました。
2年前の10月から今日まで綿密な相談、やりとりをしてくださった堤さん、企画運営に携わった運営委員・サポたんの皆様、どうもありがとうございました!
長々と熱く語ってしまいましたが、最後にお礼も兼ねて講師の本をいくつかご紹介!
ぜひ読んでください!
「指名される職員」を目指しましょう!
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(※熱湯に蛙を入れても驚いて逃げるので死にはしませんが、水に入れて熱すると気づかずに死んでしまうという例)